第57話 明日、消えるかもしれないこの光を  (テーマ『クリスマス』)

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≪クリスマス休戦について≫  第一次世界大戦(1914~1918)の最初の年1914年12月24日から25日にかけて、英独軍の戦う西部戦線で自然発生的に起こりました。ローマ法王の休戦の呼びかけと、戦場が互いの祖国でなかったことが大きな理由かもしれません。そのため公式の記録には残っていませんが、日記・手紙や写真などが残っていて、当時の新聞でも取り上げられました。  しかし上層部の厳命と、毒ガスなど戦争が過酷となり、翌年以降クリスマス休戦はほぼなくなります。近代兵器の登場により泥沼化、情勢は混迷し、最終的に世界規模で戦死者1600万人、戦傷者2,000万人以上を記録する犠牲者を出しました。 この時長引く戦いに英国で開発されたのが「トレンチ(塹壕)コート」、最近では、クリスマス休戦をテーマにした、SEKAI NO OWARIさんの『Dragon Night』があります。遠い話のように思えますが、100年以上たった今も、身近な形で残っています。 ・設定上、日付など細かい仕様は英国式にさせていただきました。 ・ドイツ語の『Stille Nacht』ば著作権の消滅したパブリックドメインです。
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