ツミナガラ

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 脱ぎ捨てられた制服。  ベッドの上、薄暗い照明に照らされた肢体。  一糸纏わぬ少女は、これから男に犯される。  彼女は自分の目的のため、交換条件で体を差し出した。  膨らみかけた乳房。小振りな果実は薄紅に色づいている。  恥丘を彩る茂みはまだ薄く、第二次性徵の途中であることが伺えた。  同級生の個人情報と引き換えに性行為を了承した彼女。  これから何が行われるのか、わかっていないはずはないのだが嫌に落ち着いている。 「初めてでしょ。怖くないの?」  男からの問いかけに首を傾げる。  彼女にとって、ただの支払いでしかない行為なのだ。  無感動な瞳は男の下心を映してすらいない。  これから行われることなど少女にはことだ。求める情報さえ貰えれば。  恥じらいもなく股を広げる少女に、男は口付けを落とす。  愛なんてない。互いの欲望のための行為。  男の指が未成熟な少女のナカへと入っていく。  まだ雄を知らないそこは、拒むように締め付けた。  男は根気強く丁寧に解していくが、少女は変わらず表情に色がない。  ぐちゅぐちゅとかき混ぜる度に音が響く。  ようやく男を受け入れる準備が出来たようだ。
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