プロローグ

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私の父と母は、同い年の幼なじみ同士で結婚。 父は幼い時からサッカーが上手く、将来を期待された選手で、高校卒業後、海外のプロのサッカー選手として活躍。 私は父がドイツのブンデスリーガ―のプロチームと契約した時に誕生した。 名前は梓(アズサ)と名付けられた。 父と母には貴方は二人の愛の花だと言われ、大切に育てられた。 その後、イタリアのセリエAのプロチームと契約。 私たち家族はイタリアに移り住んだ。父はイタリアでもエースストライカーとして大活躍。日本人選手としてイタリアでも人気を博す。 私が七歳の時、父が運転する車でドライブ中に対向車と衝突して事故に遇った。 父と母は即死。私だけが車外に投げ出され、生き残った。 その後は、父方の兄夫婦・遊佐逸希・莉那夫妻に引き取られ、大学を卒業。 大手老舗百貨店『高屋』に就職して、副社長秘書を務めていた。 遊佐梓(ユサアズサ) 人生最大の蛮行を働いてしまった・・・
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