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雅がお子様用の椅子を倒し、その場に倒れ込んで来た。
「ま、雅!!?」
「どうしたんだ?梓!!?」
私の叫び声で浩明さんが靴を脱いで上がって来た。
「雅が・・・」
浩明さんは雅の様子を見る。
「雅君!!」
浩明さんの声に雅が反応して、泣き出した。
彼は大泣きする雅を起こして、注意深く観察する。
「…頭をフローリングに強く打ち付けているようだ…一瞬意識も無かったし…念の為に病院に連れて行こう…梓」
「うん・・・」
「大丈夫か?雅君」
浩明さんが雅を抱っこして、泣き止ませてくれた。
「梓、何してんだ!?早く支度しろっ」
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