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「偶然とはいえ…良かったじゃないか・・・脳神経外科の先生で」
「うん。仕事で疲れているのに・・・ゴメンなさい…浩明さん」
「・・・俺も悪かったよ・・・お前の頑張りはよーく分かってるのに…怒ったりして…」
「ううん・・・」
私は一人で育てると言って、お義父さん達の元から雅を引き取った。
「私の方こそ…決意が足りなかった・・・一人で育てると言う決意が・・・ママ失格よ」
「…そんなコトないだろ?自分を責めるな…梓」
「だって・・・」
「雅樹は俺の後輩だし…俺と梓は・・・」
「梓!!」
辰希さんが電話で駆けつけてくれた。
「貴方は…神戸社長・・・」
「君は従兄の遊佐辰希さん…梓が呼んだのか?」
「あ…偶々…辰希さんから電話を貰って…」
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