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CTの結果は異状なし。
しかし、二十四時間は様子を見るように言われた。
「ありがとう…」
「じゃ俺は帰るよ。梓」
廊下で別れようとした刹那、辰希さんは浩明さんを引き止めた。
「貴方がどうして梓と一緒に居るんだ?」
「それは偶々…会って・・・」
「偶々??」
辰希さんの顔が益々険しくなる。
「本当に偶々だ…君は誤解している…」
「本当に偶然なの…辰希さん」
浩明さんは私と雅を辰希さんに任せ、逃げるように帰ってしまった。
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