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誰よりも『高屋』の未来を考えてワーカーホリックに仕事をしていた雅樹さん。
そんな彼が大きな利益の商談、どんな大掛かりなプロジェクトの成功よりも私と出逢えたコトが人生での一番の成功だと言ってくれた。
私一人では見いだせなかった自分の価値。
その価値を彼が教えてくれた。
私が彼の秘書を務めた二年間。
彼と結婚して、子を儲け、産み育てたこの一年半。
この三年半は私にとって色んな出来事があった・・・
「パパ」
雅はそう言って、彼のベットの先に走っていく。
今まで、出なかった「パパ」と言う言葉がようやく雅の口から出た。
「そうよ‥ねんねしてるこの人が貴方のパパよ。雅」
私も雅の元に歩み寄った。
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