クリスマスの奇跡

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今日はクリスマス。 「今日は…貴方にクリスマスプレゼントを持ってきました…」 と眠る雅樹さんの話し掛けた。 「雅樹さんに似合うと思って『高屋エルネ』で買ったパジャマよ…どう?」 私はパジャマを紙袋から取り出して、彼に見せる。 「パパ・・・ねんね」 雅は突然二語文を話した。 「雅…凄い凄い…訊いて!!雅樹さん…雅が二語文話せるようになりましたよ…子供成長って、凄いですよ!!」 今まで開かなった彼の二つの瞳が開いて、私達の方を見た。 「雅樹さん?」 反応は薄いけど、彼の視線は私達に向いている。耳は聞こえている。 私は慌ててナースコールを押した。
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