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昼から夜の間。
その瞬く間だけ私たちは溶け合うことが出来る。
白光がカーテンを突き抜けそうな時を越え、オレンジが緩やかに沈み辺りが暗闇に包まれると私たちの間には隔たりが出来る。
最初から分かっていたことなのに、いつもこの瞬間を迎えると喉の奥が熱くなる。
それでも私はなんの悪びれもない様な素振りで放り出されていた指輪を薬指にはめる。
今日もまた作り笑顔がひとつ。
言いたい言葉など飲み込んで、私は彼の部屋を後にする。
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