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わたしから積極的にツイートすることはないけれど、誰かのツイートに、思いきって同意のリプライを送れるようにはなっていった。
それから、くらげさんについて知っていることも増えた。どうやら、同じ県に住んでいるらしい。
気さくな性格でよく話しかけてくれる。敬語はやめてほしいと言われたけれど、わたしには高度な要求だった。
【くらげ@ おはよう〜】
【あお@ おはようございます】
【くらげ@ いよいよ明日だね!】
それは4ヶ月ぶりのライブ、わたしにとって初めてのワンマンライブの前日だった。
ヴィケルカールを初めて見てから、4ヶ月も経っているなんて信じられなかった。内にある昂揚感はとても説明できない。
バイトは勿論休みにしてもらった。
物販で何を買うか、意気揚々とスマートフォンを眺めていると、くらげさんからリプライが来たのだ。
【くらげ@ もしあおさんさえよかったら、開場後に会えないかな? 一度、いろいろ語りたいんだけど】
コミュニケーション能力の高いくらげさんのことだ。冷静に考えれば、同じ県に住んでいるわたしに興味を抱いて、会いたいと言い出すのも必然なのだろう。
「えっ」
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