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「そう? じゃあ、カレーにしよっか。」
「オッケー。」
私はモヤモヤしたまま、百合子と歩いている。
「最近、親から彼氏つくれとか、早くいい旦那見つけて結婚しろとか、ガミガミ言われてさー。しかも、実家に帰る度毎回言われるから、しんどいわー。」
仕事中は、こういう話はできないし、趣味のイベントなどでは好きなことで盛り上がるから、自然とこのテの話は出ない。
だから、百合子に愚痴をついこぼしてしまう。
「それならさー、年収2300万の男性とか、あり得ない条件を提示してみたら? 」
そういうのは、以前にお母さんに対してやったことがある。
その時、どっと疲れたから、もうやりたくないんだわ。
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