昼と夜

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「……大丈夫ですか?」 「へ…」 「ずいぶん眠っていたみたいですけど。帰らなくていいんです?」 柱についてる時計を確認すると、部活動の時間が終わりそうな時刻。 放課後、すぐにここに来てから、数時間は眠ってしまったようだった。 「…あの、迷惑かけてすみません」 「いえ、別に。どうせ部活動の時間が終わるまでは、ここも閉められないので」 わたしの心臓は、これまでに考えたことのないくらいに速く動いていた。 まさか、こんな形で西川先生と会話ができるなんて。 授業を受けているだけの、ただ眺めているだけの関係から、進歩した。
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