白バイ戦士『交機のちーちゃん』

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「ちっ、前の車のやろー。割り込んできやがって。俺を誰だと思ってやがる!!おらおら!煽ったらああああ!」 助手席の女の人「きゃー!さすが河崎くん!ステキぃー!『あおったーれかわさき』の名は伊達じゃないわー!」 「ふっ、『あおったーれかわさき』を舐めたらあかんどー。おらおら、もっとスピード出さねえとぶつかるよーん(どんどん加速)」  危ない!このままではまた悲惨な事故が!だが!その時!  ほわあ~~~~ん!ほわあ~~~~ん!  あ!白バイだ! 「ごるあああああああ!前の『煽り運転』馬鹿野郎ぅ!!止まりやがれええええええ!!」  正義の味方!交機のちーちゃんだ!! 「ちっ!白バイか!」 助手席の女の人「大丈夫!?河崎くん!やばいんじゃない!?」 「ふっ、俺のパパは偉い人だから大丈夫なのだー!」 助手席の女の人「さっすがあ!『あおったーれかわさき』はぱねえっす!」 「左に寄せて止まれええええええええ!この『ぼけええええええ』!!!」 「あの野郎ぉー。パパに言って逆にクビにしてやるぜ!ん?待てよ。おい、お前。『動画』撮っとけ。あの野郎をSNSで炎上させてやるぜ!」 助手席の女の人「いやーん!あったまいいー!『あおったーれかわさき』チャンネル登録よろしくぅーーー!!」 (暴走車、左に寄せて停車。交機のちーちゃん、車のドアをガンガン蹴りまくり!) 「ごるああああああああ!!!さっさと免許証出せやああああ!ドア開けろおおおおおおお!!」 「この馬鹿!一体この車にいくら突っ込んでると思ってんだ!おい!『動画』撮っとけよ!開けりゃいいんだろ!開けりゃあ!」 (ガラスういーん) 「ごるあああああああ!免許証!!!!てめえは『煽り運転』でいっぱつ免許取り消しじゃあああああ!」 「あ?てめえ!たかが『スピード違反』だろうが!罰金で済むだろうがああ!それに俺のパパは偉いんだぞおお!お前なんかパパが言えばクビだぞおおお!分かったら黙って『修理代』払えやあ!!百万でええぞ!」 (びんた、パシーーン!) 「俺が『ルール』だ!」 「て、てめえ!何しやがる!!『動画』も撮ってるんだぞ!!今のお前の暴行をSNSで拡散すればお前は炎上だああああああ!!」 (往復びんた。パシン!パシーーン!) 「炎上だとおお?SNSだとおお?上等だあ!もう一度言う。俺が『ルール』だ!」 「て、てめえ!『あおったーれかわさき』チャンネルの登録者数舐めんなよ!!」 「いいか。このままおんなじことを繰り返してたら、いつか『命』を落とす。それはお前みたいなクソ馬鹿の『命』かもしれんし、小さな子供の『命』かもしれん。(たばこシュボ)落とすのは『命』じゃねえ。『スピード』だ(タバコぷかー)」 「あ、あんた…。目が覚めたよ…。俺は今までなんて馬鹿なことを…」 助手席の女の人「いやーん!反省する『あおったーれかわさき』も素敵ぃー!やっぱり『煽り』は危ないよぉー!やめた方がいいよぉーん!」 「ふっ、分かればいいんだ。お前、『いい女』落としたなあ」 「…あんた、名前は?」 「人は俺を『交機のちーちゃん』と呼ぶ」 「ちーちゃーーーーーーん!!俺が悪かったよおおおおおお!もう『煽り運転』は絶対やらないよおおお!!」 「よし!約束だぞ!でも、免許は取り消しだからね」 「え?そ、そんなーーー」 「俺が『ルール』だ!」 日本の交通ルールを守るため、交機のちーちゃんは今日もゆく!! ~完~
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