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「予備校ある日じゃなかったけ?」
「今日はいいや、間に合わないし。」
「今からでも向かいなよ。受験直前の1日は通常の8日分に匹敵するって何かの記事で読んだよ」
「まだ直前じゃないし。それに受験失敗したら舞ちゃんに責任とってもらうし」
「それは責任転嫁でしょ」
「でも受かったらさ、またご褒美くれる?まずは舞ちゃんと制服デートしてみたいな」
「はぁ?いきなり、何?」
「だって、舞ちゃんアメリカにいたから、出来なかったじゃん。今なら舞ちゃんだって、JKいけるでしょ?」
「無理に決まってるじゃん?理央が受験終わる頃って、私、20歳だし。成人式も過ぎてるし。コスプレになる」
「コスプレなら、もっと違う恰好させてみたいような気もするけど。とりあえず、合格のご褒美のひとつは、制服着て1日デートで決まりね」
「あんな短いスカート、履けるわけないでしょ?それにご褒美のひとつってなに?ご褒美って、普通、一つだし」
「舞ちゃん、足キレイだから、制服のスカートから生足出しても大丈夫」
「そうゆう問題じゃない」
「してみたかったんだよね、舞ちゃんと制服デート」
「制服持ってないし」
「沙菜さんなら、附属だし、まだ制服持ってるんじゃない?」
「沙菜の制服? 私の身長じゃ、マイクロミニになる」
「いよいよ楽しみ。階段とかちゃんと、僕が後ろに立ってあげるから大丈夫」
「理央に見えちゃうじゃん」
「僕ならいいでしょ?彼氏だし」
「彼氏?」
「今は彼氏(仮)だけどね。時間の問題」
「何、その自信?」
「舞ちゃんが日本にいない間に、僕がどれだけ頑張ったと思ってるの?」
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