パーティーの後は

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パーティーの後は

駒場さんちでの制服パーティーは、結衣ちゃんがボーイフレンドとのデートの予定があるということで、1時間足らずで散会になってしまったのが、返す返すも残念。 舞ちゃんも帰ると言うので、僕が送ることになり。。。 まぁ、駒場さんも早く帰ってほしそうだったし。 さっさと沙菜ちゃんと二人になりたかったんだろうね。 「これで制服デート終わりじゃないよね?また別の日にもやらない?」 制服姿の舞ちゃんの隣に並びながら、ちょっとだけおねだりをしてみたんだけど、舞ちゃんは塩対応。 「こんなの1度でたくさん。さすがに恥ずかしいし。今日は沙菜も結衣もいたからいいけど。私、一人でこの制服着て、制服着てる理央と二人で会うだけの強い心臓は持ち合わせてない」 「なんか残念」 ホント残念なんだけど。 「別に制服着てなくてもいいじゃない?」 「まぁね、とりあえず大学合格のご褒美、第一弾の予行演習は終了ってことにしてあげる。それに、今度の夏は浴衣でデートとかもしてみたいし」 「あのね、そんな次から次へとリクエストには答えられません」 「浴衣、着るのイヤ?」 「。。。。まぁ、浴衣なら着てみたいかもだけど」 「着たことないの?」 「七五三以来、着物、着てない」 「じゃ、舞ちゃんの浴衣初デートは僕とだね」 ちょっと嬉しい。舞ちゃんの浴衣姿を見られるのは僕が初めてなんだ。 「浴衣なんか、持ってないし」 「一緒に買いに行こうよ」 うん、楽しみが増えた。 こんな風に舞ちゃんとの二人の時間がこれからずっと積み重なっていくんだろうなって思うと、顔がにやけてくる。それに。。。 「理央、なんか変なこと、考えてない?顔がちょっと怖いっていうか、気持ち悪いっていうか、絶対、悪いこと考えてますって顔になってるんだけど」 バレた? 「大丈夫、浴衣を越後屋みたいなグルグル回しながら、脱がす妄想とかしてないし。悪いことは考えてないよ。それとも舞ちゃんの方が期待してた?」 「コロス」 そんなこと言いながら、また顔赤くなってるし。 「舞ちゃんとのこれから続く楽しい時間について思いをはせてます」 これはホント、正直な気持ちだけどね。
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