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少しだけ息の上がってる舞ちゃんの声がする。
「舞ちゃん、どうしたの?」
舞ちゃんの方に振り向きたいのに、しっかりと後ろから抱きしめられているから、向きが変えられない。
「返事しにきた」
少し息が上がってるね。
「うん」
少し心臓がバクバクしてきた。
「まだ、正直、よく分かんないんだけど」
えっ、まだ分からないの?なんで?
今、返事しにきたって言ったよね?
言ってることがチグハグになってるよ、舞ちゃん。
でも、こんなに密着するのは初めてかもしれない。
思いっきり僕が抱きしめられている状態だ。
遠慮なしのホールド感。
出来れば、僕が抱きしめたいんだけど。
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