皿洗いのバイト

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肌は包丁で刺されたあたりからヌラヌラ光る液を流し、上から注がれる水と混ざり合うことで泡がふつふつと沸き出していた。 皿をのけると肌色は広い水桶のあちこちに見られ、包丁が等間隔に差し込まれていることも同時にわかった。 (…この下に何かいるのか?) そう思った時だ。 後ろで大きく水が跳ねる音がしたかと思うと、何かが足元に滑ってきた。 それは一本の包丁、先ほど見たものと同じ青い柄の包丁。
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