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少しすると、女が現れた。
厳つい男よりはましだが、不安はぬぐえない。
しかし、ここに琴を居させるのは良くないと思ってなだめるように琴を女に渡す。
「琴、少しの間だからその人といてくれ…そういい子だ。」
琴は瞳に涙をためながら、渋々俺から離れていく。
とても小さな後ろ姿に胸が苦しい。
玄関で琴を見送っていると、凱に腕を引っ張られて寝室に押し込まれる。
凱を睨み付けていると、厳つい男がカメラを持って中に入ってきた。
「じゃあ始めるか、そんなに怯えるな洋司。最後まではしない。」
俺をベッドに座るように手で指示すると、厳つい男にカメラをまわすように言う。
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