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凱は意地悪く微笑むと俺に質問する。
「名前と年齢、あとお仕事は何ですか。」
「っ…橘洋司、33歳。仕事は会社員です。」
どうでもいい会話が終わると、前にいた凱がだるそうに俺の横に座る。
そして、肩に腕をまわすと上半身に触れてくる。
「っ、っ」
触れられる度に嫌悪感が増していくが、眉にシワを寄せて耐えるしかない。
凱の手は厭らしく胸をまさぐり、下に降りていく。
そして、俺の男性器に手をかけた。
「っ、やっぱり無理だ」
俺は反射的に凱の腕を掴み、動きを止める。
凱は鼻で笑ったかと思うと、ベッドに俺を押し倒す。
そして、耳元で小さく囁く。
「今さらやめる訳ねぇだろ洋司、娘は大切だろ…だったら受け入れろ。」
「っつ」
俺はもう凱を受け入れるしかなかった。
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