断れない提案

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凱は手に付いた俺の精液を、わざとらしく親指と人差し指で伸ばす。 「いっぱい出たな、溜まってたのか」 すぐに達してしまった自分が嫌になる。 荒くなった息を整える間もなく、凱の手は再び動き出した。 「っもう、終わっただろ」 「何いってんだ、これからが本番だ」 困惑する俺を無視して、凱はさらに下のかたく閉じた蕾に触れる。 驚きで身体が大きく跳ねると、凱は吹き出したように笑う。 「ふっ、大丈夫だ、最後まではしない」 凱は俺の出した精液を蕾に擦り付けながら、耳を舐める。 「っふぁ、耳はっ」 強ばった身体から力が抜けるのを、凱は待っていた。 人差し指を蕾に押し当てると、強引に中に侵入してくる。 俺は圧迫感と羞恥心から涙を滲ませて、凱の腕を力なく掴むことしかできない。
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