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そんな私の気持ちを分かっているのか、柚瑠木さんはそっと白いレースの下着に触れて……
「可愛いですね、月菜さんによく似合っています」
その言葉にホッとさせてもらえたのは一瞬だけ。柚瑠木さんは私の背中とシーツの間に手を差し入れて、あっという間にブラのホックを外してしまったんです。
胸の締め付けが無くなったかと思うと、彼は私からそれを簡単に奪い取ってしまいます。
「……でも、今夜はもっと綺麗な貴女の素肌を見せてください」
上半身を隠すものが無くなって、あまり大きくない胸を柚瑠木さんにジッと見られてしまうのです。彼の視線とエアコンのひんやりとした冷気ばかりが、晒された素肌にリアルな感覚を与えて……
「……恥ずかしいです、柚瑠木さん」
隠せるのならば隠したい、だけど柚瑠木さんの瞳がそれを許してくれなくて。
さっきまで早く彼と触れ合いたいと思っていたのに、いざその時になると緊張と不安でどうにかなってしまいそうです。
「駄目ですよ。もっと僕に見せてください、月菜さんの色んな姿を」
そう言って柚瑠木さんは大きな手で私の両胸を優しく包み込みました。バクバクと大きくなっている心臓の音が、私の胸に触れている彼に伝わっていないでしょうか?
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