1人が本棚に入れています
本棚に追加
前回までのあらすじ その後、私は鬼の呪いは解けたのだった。
妖たちに助けてもらった。だけど鬼の呪いが解けたと同時に神社は見えなくなっていた。
そして数ヶ月たった。
これは妖物語の続きの話である。
「起きなさい。学校よ。」
「はーい。」
私はいつもの高校に通う。だけど妖たちがいなくなり、寂しい。
そして家を出た。
「いってらっしゃい」
「いってきます」
そして学校に着いた。
「はい。席に着いて。今回は転校生を紹介します。」
するとざわざわし始めた。
どんな人なんだろうと。
「自己紹介をどうぞ。」
「妖狐シロです。よろしくお願いします。」
私は心の中で呟いた。
「き、狐の妖?!」
私はそう見えた。だけど違う。妖町の狐の妖は髪は短かかったはず。
そしてまたざわめき始めた。
「狐のコスプレ?なんだよデタラメな格好」
「静かに。 妖狐シロさんは桜さんの隣の席ね。」
「は、はい。」
するとコソコソと聞こえてくる。
「あの耳としっぽ絶対に偽物だよな…」
そして帰る時間となった。
少しだけ帰るのに誘ってみよう。
「ねぇ。一緒に帰らない?」
「あ、うん。」
そして一緒に帰ることにした。
私は問いかける。
「ねぇ、君てなんでそんな格好してるの?」
「元々だよ。生まれつき。」
「へぇー。」
「あ、家近くだから帰るね。」
「またね。」
するとなにもない空き地からシロは呪文を唱えている。
私はまた問いかける。
「どうしたの。」
そのときだった。シロが消えた?!
私は思った。まさかあの時のような…
そして私は家に帰った。
そして今日は遅いので寝ることにした。
朝になった。
今日も学校へ行く。
「いってきます。」
「いってらっしゃい。」
そして学校へ着いた。
そしてシロに問いかけてみる。
「ねぇ、あの時呪文を唱えて体が消えたけどどういうことなの。どこに住んでるの。」
「妖町だよ。」
私は言ってみる。
「私、妖町行ったことあるよ。」
「どうやって行ったの?普通の人間は行けないはずだ。」
「ある日不思議な神社を見つけて、入った。入れた理由は鬼に呪いをかけられたんだ。」
「…本当…でも最近呪いをかけられてる人がまた増えてるらしいよ。」
「なんで?倒したのに?」
「それがまた違う鬼の呪い。妖町もまた騒ぎになってる。」
「どうしたらいいの。」
「それは鬼を倒すしかない。そしてお札で封印するんだ。」
「だから、桜、力を貸してくれ。妖町に行ったことあるのだろう。」
「分かった。」
そして妖町がある空き地に向かった。
そしてシロは呪文を唱えたのだった。
「ま、また神社が見えた?!」
そして神社をくぐった。
「するとまた狐の妖と再会したのだった。」
「あれ?桜?!どうして戻れたんだ。」
「それはね隣にいるシロが呪文で入れるようにしたんだ。」
「そういえば鬼の呪いがまた増えたそうだけど大丈夫?」
「今のところ妖町は大丈夫だ。」
「ならよかったけど。」
「ここ数週間で人間が妖町に入っているって聞いたけど本当。」
「ああ。本当だ。入れた人間はすべて鬼の呪いだ。」
「思ったのだけど私が呪われてた鬼の呪いとは関係ないの?」
「関係ない。」
「そっか。」
「明日早速向かうぞ。鬼がいるところに。」
「分かった。」
今日は自分の家へ帰ることにした。
そして朝になった。
「行ってきます。」
私は刀をもって言った。
「いってらっしゃい」
早速神社があった場所へと向かった。
するとシロがいた。
「来たか。桜」
「うん。」
「早速向かうぞ。」
「うん。」
そしてシロは呪文を唱えた。
そして鳥居をくぐる。
そして狐の妖が言った。
「用意はできたか?早速向かうぞ。」
「うん。」
そして鬼の妖がいるところに。
これが最後の戦い。この鬼を倒すときっとみんなの呪いは解けるだろう。
「準備はできたか?行くぞ!攻撃準備!」
そしてみんなは刀を構えた。
鬼丸は攻撃し始めた。
「雷龍破斬!」
「や、やめろ!むちゃをするな!鬼丸!ここはみんなで一気に攻撃だ!前の鬼の陰陽師よりも強いぞ。」
鬼丸は攻撃してしまった。
まったく効かない。攻撃が跳ね返って来るだけだった。
鬼丸は気絶した。
「まったく…言うことくらい聞けよ…むちゃしすぎだよ鬼丸。」
「こんな攻撃効かぬ。安心しろ。今日でお前たちの命は終わりだ。妖ども。」
「滅斬龍破!」
そして女の狐の妖が言う。
「き、気をつけてください!あの技を食らうと、妖町が!妖町ごと消滅させてしまう技です!!」
「もう駄目だ。もう終わりだ…」
その諦めた時だった。
目の前に蒼龍が現れた。
その蒼龍は鬼の攻撃をかばった。
その蒼龍は普通の姿に戻った。
「な、なに?!」
「あ、あれは?!」
「ど、どうしたの。」
「あれは…」
「天空(そら)なのか…」
私には何が起こったのかわからない。
「天空(そら)て誰??」
「かつて俺たちの仲間だった。だけど鬼の呪いで命を落としてしまった。」
「なぁ、お前は天空、天空なのか?!」
夢でも見ているのだろうか。
私はそう言う感覚に感じた。
「そうだ。」
狐の妖が言う。
「お、お前に言いたいことがある。今まで守ってあげれなくて本当にごめんな…お前の異変に速く気づいていればお前は死ぬことはなかった…こんな俺なんて仲間失格だよな…」
狐の妖は涙を流しながら言った。
そして天空が言う。
「そんなことない。すぐに言わなかったのも悪かった。だって、お前の悲しむ顔なんて見たくなかったからだ。謝るな。狐の妖。」
「そ、そうか。でも行かないでくれ。天空。もっとお前と旅に出たかった。」
「じゃあなみんな。もう時間だ。ごめんな。さようなら。」
そして天空は消えたのだった。
「な、なに?!さっきの夢?幻覚?」
「いや、現実だ。」
あの鬼は倒れていた。あの攻撃を跳ね返したのか。
「ありがとう。天空。」
そしてシロと狐の妖は呪文を唱えて封印した。
そして鬼は消滅したのだった。
そして普通の人間は鬼の呪いを解くことができた。
そしてこの妖町から悪妖は全て消滅したのだった。
そして狐の妖は言う。
「やったな。天空。ありがとうな。もうお前は呪いなんかに苦しむことなんかない。安らかに眠れ。」
そして妖の長い戦いや呪いから終焉をむかえた。
「ありがとう。みんな。」
そして鳥居をくぐり、家へ帰る。
それから何度もシロと妖町に行った。
これは妖たちの物語だった。
最初のコメントを投稿しよう!