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アウグスタと日々を過ごすうちに、怪物は彼女に贈り物をしたくなります。
そこで草原に咲く色とりどりの花をプレゼントしました。
花束を彼女に渡した後で、目の見えない彼女では花の美しさは分からないことに気が付きます。
すぐに花束を返してくれた言おうとしましたが、アウグスタは花に顔をうずめると、すうっと息を吸い込みました。
「とっても良い香り。素敵な贈り物をありがとう」
彼女は大事そうに花束を抱えると微笑みました。
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