第18章 「昼と夜の間」に何をすべきか

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『……………ん、んん。 こ、ここはいったい……………』 見覚えのある景色だった。 そこは三姉妹が6年間という、長いようで短い時間(とき)を過ごした場所だと思うが・・・。 『……小学校? まさか場所が移動しただけ……なのか?』 校庭らしき場所で目覚めた俺は辺りを見回すと近くには体育用具の仕舞われていると思われる倉庫、その横に鉄棒、砂場がある。 よく見ると砂場で遊ぶ一人少女の存在に俺は気付いた。 その少女は昔三姉妹が大好きだった『桃色戦隊 プリティーV(ファイブ)』の主題歌(オープニング)を歌いながら砂遊びに夢中になっている。 『………いつかさん?』 なんという絶好のタイミングなんだ!そう思った俺はいつかさんらしき少女の元へその足を近づけた。
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