プロローグ

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プロローグ

 あの日、私はある物を落としてしまった。  その時の事は今でも鮮明に覚えている。  落したことに気がついていたなら、その時拾えば良かったじゃないかって?  そうだね、もしあの時に戻れるなら、私は迷わず手を伸ばすだろう。  いや、手を出さなかっただろうという方が正しいのかもしれない。   だって、あの時それを落したのは、私のとった行動のせいなんだから。      
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