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夕月の言うとおり、優花はこの神社に訪れたとき、お賽銭を投げ入れています。
「お賽銭とは、神様に値がいいを叶えてもらったお礼と、次の願いも叶えてくださいという意味が、こめられているんです。
なので安心して、このお守りを受け取ってください」
夕月は再度、優花にお守りを差し出します。
今度は、優花も受け取りました。
「ありがとうございます」
「いえいえ。もう暗いですから、気をつけてお帰りくださいね」
「はい。さようなら!」
お守りを握りしめた優花は、笑顔で神社をあとにしました。
夕月は優花の姿が見えなくなるまで、見送りました。
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