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森の中で手紙が落ちているのを見つけた。
誰のかな?と僕はその持ち主を探して森の中を探索する。
「この手紙の持ち主はどなたですか?」
僕がそう呼び掛けると茂みから数匹のどうぶつが姿を現しました。
「わたしのかも」
「いや、僕かも」
「いやいや、あたしのかも」
「いや、俺のかもしれない」
ウサギやリス、ネズミ、ゾロゾロと色んなどうぶつ達が口々に自分のではないかと手を上げた。
「えと…君達ので間違いないんだね?封筒に花畑が描かれているようだけど…」
僕は手紙を見せた。
すると、一匹の花の髪飾りを着けたウサギの子が恐る恐る僕のところに来て
「あっ、ボクの手紙です。母に宛てて書いたものでそれを届けにいく途中で何処に落としてしまい、探していたんです!」
「そうだったんだ。はい、もう落とさないでね」
僕は手紙をウサギの子に返してあげれば笑顔でお礼言って手紙を母親に届けに行ったのだった。
【完】
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