13人が本棚に入れています
本棚に追加
35歳の少女 第2~5回
放映日:2020年10月17日~11月7日(土)午後10時~
ストーリー :
始めは混乱していた望美だが、徐々に状況を把握していく。
両親は離婚し、母は外交員をしながら望美の介護をしてきた。父は再婚したが、連れ子が引きこもりになり、仕事も上手くいっていない。妹の愛美はしっかり者に見えて、甘えたがりで恋愛下手。
望美は外出をするようになり、母に行動を制限される。それに反抗したりして、心は小学生から中学生程度へと急速に成長していく。
望美の初恋の相手、結人は、一時は教師をしていたが、今は代行業をしている。「恋人代行」だったり「披露宴客代行」だ。世を拗ねた生き方をしているのは、担任していた生徒がいじめを苦に自殺したからだった。
見どころ :
元の同級生に会ってみたくなり会うけど、二人とも小学生の時に語っていた通りには、なっていなかったんだよね。まあ夢を叶える人の方がまれだけど。おまけに再会したことをSNSに投稿。浦島太郎状態の望美は同情されている。そうだよね。思春期からの青春時代がすっぽり無いってなったら、私は耐えられないかな。いや、望美は体験してないんだし、宝物を失くしたほどには感じてないかな。でも憧れはある。通学するはずだった中学校に行って、現役の中学生と友達になる。セーラー服まで着ちゃうのだ。その子たちに利用されたりもする。「のぞみん、たすけて!」と電話があり、出かけようとする望美を母が止めるの。すると望美の言った言葉が奮っている。
「私は生まれて初めて、友達に助けてほしいって言われたんだよ。そんなの見過ごせるわけない!」
大人になると、経験や知識で判断するところだけどね。望美は損得考えてないから。
でもなあ。このドラマ見てると思うの。ああ普通、大人はこう考えてこういうふうに行動するものなんだなあ、と。私が一人で考えて行動することはかなり大人げないので、望美の思考、行動パターンに近いんだよね。はあ、困ったもんだ。
ドラマの中に、望美が小学校の時結人に借りた本、ミヒャエル・エンデの「モモ」が出てくる。この物語には「時間どろぼう」という灰色の男たちが登場するの。私、この本途中までしか読んでないんだよね。多分、読んでなくても支障ないようにドラマは作られてるんだろうけど。時々、望美が「モモ」の中の話をするの。物語を知ってたら、もっと深くこのドラマの真髄を楽しめると思う。よし、読もう。実は持っている。なら、さっさと読みなさい。はい。笑
出演 : 柴咲コウ 坂口健太郎 鈴木保奈美 橋本愛 田中哲司
脚本 : 遊川和彦
主題歌 : 「三文小説」 King Gnu
2020年11月9日 記
最初のコメントを投稿しよう!