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近くに転がっている幸せに、アイちゃんが堕ちていってしまった。もう、戻ってこれないよ、アイちゃん。幸せは一度味わったら、もう戻れないんだよ。
どうしてそんなにたくさん良いものを持っているのに、立ち止まってしまうの?前に進まないの?
それでも、彼氏のことを話すアイちゃんはやっぱりかわいかった。私の大好きな、推しのアイちゃん。
今すぐに彼氏の悪い噂を作って、そんでもって学校中に広めて、アイちゃんを幻滅させて別れさせたい。
それでも、やっぱりアイちゃんを悲しませることなんて私にはできなかった。
今日も今日とて、私のこの黒く醜い感情を隠して、アイちゃんの話を聞く。そして一緒に笑ってあげるんだ。
私のこの気持ちは永遠に心の奥に押し隠す。
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