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第十六話 休日エッチ♡♡
5月になった。
資産運用会社の方も、ヨウツベ動画の再生回数やヨウツーアーとしての知名度も順調に伸びていっている。
ヨウツーアーに関しては、チャンネル登録数が万単位で急速に伸びてきたので俺専用の事務所的存在として、資産運用会社に新たな部署を設立し、その法人を通じて収入を得る方針に変えた。
恐らくは、高校生向けに勉強を教えている大学生ヨウツーアーや、高校生向けに爆笑トークを配信している高校生ヨウツーアー達に何度か動画紹介をして貰ったり、其方の動画の中で紹介させて貰ったりして知名度が上がったからだろう。
因みに、彼女達とは1度も会わずに画面分割のオンラインで出演等させて貰っている。住所も教えて貰ったりはしたんだが、直接会うのは怖いし抵抗感有るからな。
それに、なんと言っても、まだ俺には専属の男性護衛官が居ないからね。男性護衛官とは簡単に説明すると、男性専用のボディーガードの事である。
ママからは、早く選ぶ様にと、言われて、お見合い写真集の様な男性護衛官が沢山載っている会社案内パンフレットを渡されてはいるんだが夏まで留保し続けるつもりでいる。
その理由は、S級男性護衛官のみで構成された特別護衛班の雇用費を実質無償化にしてくれる、特別護衛班雇用費国庫負担制度を利用したいからだ。
似た様な制度で、男性護衛官雇用費助成制度という、S〜Cランクの男性を対象に、その男性のランクに対応する男性護衛官の雇用費の一部を国が負担するもので、負担率は男性のランクに準じ、最高負担率はSランク男性の50%である。現段階の俺ならこの制度を利用せざる得ない為、留保しているという訳だ。どうせなら格上の護衛官に護られていたいし、より上級の制度を使いたいしな。
特別護衛班雇用費国庫負担制度の説明に戻ろう。実は、精液検査のSランクには2種類のSランクが存在する。一般的なSランクと、その基準値より遥かに優良な計測値を叩き出す事が条件で任意取得する事が出来る、精子提供士という国家資格がある。
この精子提供士を持つ者は、国に1年に数回の精子提供をする事と引き換えに、SSランクの男性という強い証明力を有するカードと、最高位のS級男性護衛官による護衛チーム、つまり、S級男性護衛官を国費負担の実質無償で雇う事が出来る。以上が制度の内容説明だ。
そして、俺が確実にその制度を使う為には、ママに沢山中出しをキメないといけない。
「ちゅぱちゅぱ……んっ♡……あんっ♡」
カーテンの隙間から眩しいくらいの光が完全にお日様が出ている。
今日は日曜日だから株やFXの取引は無く、押小路さんのお陰でスマホゲームの人材確保も順調に進んでいるので、久々の1日中ママとSEXしまくりdayだ。まぁ、平日も夜ご飯前後にやる事はヤってるが。
俺は上に乗ったママの後頭部を右手で抱き寄せベロチューディープキスをしつつ、左手でお尻を撫で回す。左手に関しては無意識で行っていたが、最近その事に気付いた俺は皮膚接触に関する能力が発現しないかなぁとか密かに思っている。
ママ的にキスの時間は終わったのか、
「んっ♡……はぁっ♡」
と、俺を抱き締めていた両手を解き、逆正常位の密着状態から騎乗位にゆっくりと体勢を起こした。そのまま、蕩けた顔で俺を上から覗き込むと、軽い口づけをして腰を振り出した。ドスケベエロかわゆい。俺の息子はキスの前から繋がりっぱなしのバルカン半島状態であったから、直ぐにでもイってしまいそうだ。
「んっ♡…………んっ♡…………あんっ♡あーくん♡ 大好き♡…………あっ♡おっぱいはらめぇっっ♡♡」
ママもママでイキそうになっているのか、徐々に俺にもたれかかるような前屈みになっている。それは自動的に俺の目の前にママのGODおっぱいがあるわけで…しかも、さっきまで密着して汗だくだから艶々なんよ。揉み揉みパフパフしかないよね。
暫くの後戯の後、俺はママにキスをしてから囁いた。
「んっ……ママ。そろそろお腹空いた」
「実はママも。すぐ作るね」
お掃除フェラをして貰い、そのままの流れでもう1回エッチした後に、着替えて寝室を出た2人である。
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ママが料理を作っている間に、スマホを開いてSNSのチェックをする。
「また裁判所からの第1回口頭弁論期日を決める為の連絡かよ。これマヂで何回目」
法人にする最大のメリットは、収入の税金対策の面だけだと思っていたが、実際は、違った。もっと大切なこと……つまり、俺の身体や、精神面の安全に関しての保護である。
簡単に言うと、俺へのアンチへの対応……要は、訴訟の時に楽なのだ。
法人にしてしまえば、ママの友達の敏腕顧問弁護士さんを固定指名出来るし、かなりお得に、しかも、何度でも頼めるしな。これまでもその弁護士さんのお陰で、十数人ものアンチ達を民・刑双方の法で裁いて貰ったぜ。
民・刑とは?となっている方に3行で分かる法律解説をしたい。
民法は、債権や物権や相続等の私人間の問題をお金で解決するイメージで、刑事は、死刑や無期懲役や罰金等で罪を償うイメージです。重大性犯罪の再犯率とか高いから死刑もっと導引すればいいのに。
うん、論争や○○説等を完全に無視してザクっと3行で纏めてみたって感じだな。
最後のは私観が入ったが。死刑廃止論者は身内を残虐に殺されても意見を曲げないのであろうか?と気になっている。
転送前の1回生の必須単位で無理矢理取らされた刑法概論の教授は、客観的に紹介してくれていたからかなり優秀だったんだが、講義の最後ら辺で、
「君達はどっち派?」
みたいな事を聞かれたのを覚えている。それと、
「ペットを殺されても器物損壊罪でしかないんだよ」
とか、
「刑法には人を殺してはいけないとは、直接的に書かれてはいなくて、殺した場合、どういう刑罰を受けるから、殺しちゃダメだよと間接的にしか書かれていないんだけど、今日、刑法199条を読んで初めて人を殺してはいけないという事を学んだ人は挙手して下さい」
みたいな事も言ってたな。あの教授の講義は中々に斬新だった。
……と、刑法の思い出を結構語っている俺だが、実は、2回生になってから刑法系の講義を全く選択せずに民事や行政に極振りしたから、刑法には全然詳しくない。
民法の家族法が楽しいもんっ!
因みに、先程出ていた行政についてだが、法律には、超絶大まかに分けて、民事・刑事。行政の三分野に分かれている。
分かり易い例で説明すると、飲酒運転で人を殺した場合、不法行為基づく損害賠償請求(民事)と、危険運転致死傷罪(刑事)と、13点の違反点数や90日間の免停期間等の行政処分(行政)が降される。
話を戻し、今回、俺に連絡を寄越した裁判所で進めている訴訟は、刑法230条に規定されている名誉毀損罪による損害賠償請求と民事の慰謝料請求・差止請求の民・刑同時並行の訴訟である。
基本的に、ネットでの誹謗中傷ぐらいでは警察は動いてくれず、刑事訴訟まで発展することはホントに極稀である。
しかし、刑事に強い弁護士に頼んで、刑事告訴をすれば、僅かながら受理される確率が高まるのだ。まぁ、これは人脈の世界なのでママの友達の弁護士さんが凄かったとだけコメントをしておこう。
一方、民事訴訟は、日本国憲法第32条の裁判を受ける権利で保障されており、やろうと思えば民間人である原告だけでも訴訟を起こす事が出来る。民事訴訟は全員の武器であるから是非、頭の片隅に置いて頂ければ幸いである。
俺は、法学生であり、法がとても身近だったからか、裁判への敷居が低くなっている。
権利として認められているなら、理不尽な事があり、その損害の証拠を集めているのであれば、さっさと訴訟を起こせばいいと思っている。
日本人は裁判嫌いで、和を以て貴しと為す、事勿れなぁなぁ馴れ合い主義と非常に損する人種だ。
それに対して、国際法や原典講読で海外の判例等読んでいたら、海外は思わず笑っちゃうぐらい馬鹿げた訴訟をクソ真面目に何度も起こしまくっている。
海外との価値観の違いを痛感し、感化された俺は勝てば裁判費用はそんなに掛からないからと、ガンガン起訴していこうのStyleで、嫌なアンチを徹底的に駆逐して貰っている。今の所、勝率100%だ。これからも頑張って欲しい。
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