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昼間、
男は上を見る。
今日は曇りだ。
太陽は見えないが、
雲の奥では変わらずに太陽は輝いているだろう。
男は下を見る。
建物に点が集まっている。
せわしなく出入りしている。
理由はわからないが、
点の一つ一つに意味があるのだろう。
ああ、そうして時間を潰していると
だんだんと周りが暗くなってきた。
少し気温も下がってきたのか肌寒い。
今は午後4時、
怪物が起きてくるころだろう。
怪物は腹を空かしている。
毎日獲物を食べれるわけではない。
それでも獲物が罠にかかるのをまっている。
喜べ、怪物
今日の獲物として
罠にかかってやろう。
私の身を余すところなく
味わうがいい。
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