ぼくのはなよめ

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ぼくのはなよめ

僕にはもうすぐ結婚する相手がいる。 彼女の名前はレイアといい、名の通り天使のように美しい女性だ。 僕が彼女に出会ったのは、町の店の中だった。ふと目が合ったとき、彼女が微笑みかけてきたんだ。 その瞬間、僕の中に衝撃が走った。一目惚れだった。 初めて彼女に出会った日から、会う度彼女は僕に笑いかけた。 また会いましたね。 そう言っているようだった。 ある日僕は思い切って彼女に声をかけようと思った。いつも彼女に会う店に行くとやはり、彼女はいた。 「こんにちは。」 僕は彼女の隣に行き、そう話しかけた。 「こんにちは。」 彼女はいつもの笑顔でそう答えた。
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