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わたすはミノタウロスのミノコ。サンディアっちゅー惑星の魔界に暮らすてるミノタウロスだっぺよ。
「おっ、ミノコ。今日もお乳が大きいねぇ」
畑仕事さするために外に出たら隣の畑のおっちゃんがそげんなコトさ言って来た。
「やーねー、おっちゃん。今日も美人だべって言っておくれよー」
これでもわたす、年頃だっちゅうに。
「ウシャシャシャ。お乳の大きいおなごは美人に決まってるべよ」
「あら、そうなんか」
もーもー。それなら美人って初めから言ってくれればいいべ…。
暫く畑仕事さしでると向こうのあぜ道をなんかきらびやかな一行が歩いていく。
「おっちゃん、あれなんだ?」
「あー。あれが。おめぇ知らねぇのが?ありゃ隣国の王族だべよ。戦さならねぇようにウチの王様んとこに貢物さいぐとこだ」
「へぇー…貢物さいぐ行列か」
隣国といえばアリエス族がバフォメット族だなぁ。でもバフォメット族はウチのミノタウロス族とは対等な関係だからアリエス族か。
わたすは行列を見ようと近くに行く。
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