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2.チャーウィン教授という人
チャーウィン教授は日にいくつかの講義を行って、残りの時間は自分の好きな研究に没頭しているらしい。
講義の内容はあまり聞き慣れずにルートブリッジにはよく理解できないが、なんでも世に出る冒険者の卵たちに、様々な知識と問題解決法を授ける実際的な講義らしい。
教授から「一度講義に出てみるといい、私の講義の素晴らしさがわかる」と勧められはしたが、もともと学校にいる時分から勉学をあまり好まなかったので、講義への出席は丁重に遠慮した。
チャーウィン教授の講義が長引くのは珍しいことではない。
講義に熱が入れば時間の延長など普通のことだ。
それでも教授の講義を受けたいという学生が多数いるのは、教授の扱う講座内容の面白さもあろうが、教授の巧みな話術によるところが大きいのだろう。
講義室は、いつも学生でいっぱいだという話だ。
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