運命の出会い、俺達の場合

2/6
前へ
/6ページ
次へ
「あの…大丈夫ですか?」 別の女子高生が心配そうに声をかけてきた。 「さっきの…私の友達なんです。怪我はないですか?」 「あ、ああ、大丈夫だ」 「よかった…」 怪我はないと伝えると、ほっとした様子だ。 「あ、これで汚れを拭いてください」 鞄からを取り出したハンカチを、俺に手渡した。 真っ白で綺麗なハンカチだ。 「あ、私も急がないと…友達がすいませんでした!」 女子高生は頭を下げると、走っていってしまった。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加