運命の出会い、俺達の場合

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「ハンカチ…」 ハンカチを返す前に行ってしまった。 さっきの女子高生といい、素早い奴らだ。 ハンカチを使うのは申し訳ないと思ったが、せっかくの好意だ、有り難く受け取ろう。 少し汚れた学ランをハンカチで拭いた。 「今度、返さないとな」 おそらく同じ学校か、近くの学校の生徒だと思う。 探しに…いや、またここで会うかもしれないし、同じ時間にここを通ることにしよう。 最初に会った女子高生と再び戦う可能性があるが、今度は負けるわけにはいかない。 ハンカチを鞄に入れ、エアーボクシングをしながら急いで学校へ向かった。
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