Summer is coming

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「佐久間、私に任せれば、あんたを女の子にしてあげる!!!」 その時、僕のうちに秘めていた欲がピクリと動いた。 僕はこの子に任せれば、女の子になれるんだろうか。 「一度、私にそのツラかして、可愛くしてあげる!」 ドヤ顔ウインクした彼女に吸い込まれてしまいそうだ。 「僕、似合わないよ」 宮本さんに任せたいけど、ここで肯定したら周りから引かれそうだ。 「俺佐久間似合うと思うぜ!お前女顔じゃね!?」 藤咲くん、それはどっちにフォローしてるかわからない。 「佐久間放課後メイクしてあげるから、すぐかえるんじゃねーぞ?」 「う、うん」 この下がれない状況になれて、少し心が舞い上がる。 放課後が楽しみに感じた。
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