It suddenly

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「...いいの?」 僕も小声で答える。 「今更なにいってんの。今日来いよ。愛がくると母さん喜ぶ」 兄さんと僕の顔の距離はわずか。 兄さんの吐息は僕の耳にかかる。 耳元で話す声はかっこいいだけじゃなく、エロく感じた。 妙な緊張感に縛られて、顔を直視できない。 「うん、いくね」 兄さんはくしゃと僕の髪を撫でながら、顔を離した。 離れるとき、僕は兄さんのやさしい顔を見つめるだけだった。 全身に熱が行き渡り、じわじわと発汗する。 勃起しそうだ。
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