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「藍ちゃんよ、俺じゃなくて好きな女の子にしてあげなよ〜くっくっく」
この言葉で、僕は兄さんに恋愛的、性的に見られたいと感じだ。
「僕は兄さんが好きだから、キスした」
はっきりと本心を伝えた。
「え」
ピタッと時間が止まったかのように、あたふたした兄さんが停止した。
ああ、驚いたその顔も好きだ。
兄さん、今何を思っているの?
僕のことで頭がいっぱいだよね?
そうだよね?
そうに違いない。
今ここは僕と兄さんだけのオレンジ色の空間、あるいは世界。
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