unregrettable

5/11
前へ
/117ページ
次へ
「身内のようだから好きじゃない。恋愛的に兄さんのことがずっと前から好きだったんだ」 6年間身のうちに秘めていた目の前の相手に、気持ちをぶつけた。 真剣に片想いの相手の顔と目を見る。 見つめる。 だけど、兄さんは困惑した顔をしていた。 これ以上2人きりに僕もなれない。 「じゃあ、僕は先に帰る」 そう言ってすぐに兄さんに背中を向けて、逃げるように図書館から出て行った。
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加