Summer is coming

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「藍ちゃん、わたしに合わせてない?ごめんね」 席について、せれなちゃんは申し訳なさそうにいう。 「え?どうして?」 「わたしが食べたかったの、選んだよね?」 それもあるが、正直あまり甘いものは好んで食べない。それに種類が多くて、どれでもよかったんだ。 「僕もシナモンの洋菓子が好きだよ。それに一切れ大きいから、半分せれなちゃんに食べて欲しかったんだ」 「そうなんだ、ここに付き合ってくれてありがとう」 せれなちゃんはぱあっと明るくなった。 彼女は表情はいつもわかりやすい。
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