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心の中で彼女に謝り続けたら、すこし気が楽になった。
そろそろ玄関を上がろう。
リビングにいくと、お父さんがソファに横になっていた。
具合が悪そうに見えたが、すぐに二日酔いだと確信した。
「ただいま」
「う、藍九朗、おかえり」
僕の声に反応と同時に、ソファから起き上がろうとした。
「大丈夫だよ、横になってたら?」
「ごめんな、藍九朗」
はは、とかっこ悪い顔と苦笑いをするお父さん。
GWはゆっくり休んでもらいたい。
僕はすぐにキッチンに向かい、あまりものの食材を使った味噌汁をお父さんのために用意した。
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