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「ひとり……ですけど、容量は大きめのほうがいいかもしれません」
「なるほど。置き場は室内でよろしいですか?」
「はい」
「乾燥機能付きで?」
「はい、お願いします」
「今度、自分との時間を作っていただけませんか?」
「は……はい?」
「昼間でいいので、ご迷惑でなかったら一度ゆっくり話せたらと」
「美子」
彼の声で振り向くと、真さんと、その後ろには若そうな女性店員さんが立っていた。
「木村部長! どうされました? すみません、商品説明でしたら私が!」
店員さんが、慌てながらも頬を染めた。
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