タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から「破壊神」と怖れられています。

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この国に、誕生日はない。新しい年になると、一つ年を取るという考え方だ。 だからこそ毎年、年が明けた日は家族で祝い合い、翌日に身分によって規模は違うがパーティーが開かれる。 それ故、王宮でも今夜、新年を祝うパーティーが開かれていたのだが――国中の貴族が集められた場での、婚約破棄。しかし王太子・ハーヴェイの発言に対して会場内は驚きではなく、やはりという雰囲気になった。いや、雰囲気だけではなく実際、口に出していた。 「よし、認めよう」
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