私の好きなもの

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しばらくして、無視されるようになり、遊びに誘われなくなり、悪口を言われるようになり、休み時間教室にいることも気まづくなった。そう、私にはいつメン以外の友達がいなかった。 今思うと、小さな箱庭の中で生きていた。いや、今もその小さな箱庭の中で生きている。 いつメンのグループに戻ったのは、一人でいることが怖かった。ただ、それだけだった。一人は怖い。そして、自分の悪口が自分の知らないところで言われているのはもっと怖い。
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