愛であると願う。

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 愛のない男は嫌いだ。  私の側を通る男はみんな、私を見ながら私を見ない。男の欲望の糧になるのは酷く気色悪い。    そう思わせてくれたのは、愛情の深い彼だった。彼に出会って、世界が変わった。まるで美しい湖に揺蕩うような心地だった。  それまでの男たちの醜さが際立つように。
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