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第12話 九歴 師走
001 父、九歴 師走の威厳
長い様で短かった人造クエスト・ガイドの試験期間も間もなく終了しようと言う時が近づいて来ていた。
今日の正午にはトラックが来て、人造クエスト・ガイド5号機の九歴 霜月を持ち帰ってしまう。
社長である九歴 卯月達は霜月との別れを惜しんだ。
卯月は、
「ううっ。
また、この時が来た。
さびしーよぉ~。
お別れが辛いよぉ~。
まだ一緒に居たいよぉ。
せっかく仲良くなれたのに、もうお別れなんて辛いよぉ~。
だけど、これからのために我慢するしかないんだよね。
わかってる。
わかってるよ。
毎回言われた事だしね。
だから、最後は笑ってお別れしよう。
元気でね、霜月ちゃん……」
と言って、そっとハグをする。
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