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始まり
学校に着くと先日挨拶に来た時に会った、人のよさそうな先生が待っていた。
「乃木さんだよね?」
「はい」
「じゃあ教室まで行こっか。ついてきて。」
そういうと先生は私の前を進んでいく
私は慣れない下ろした髪をいじりながら着いていく
「先に言っておくね。担任の中里です。よろしくね。この前も言ったけど乃木さんは1年2組だよ。」
「わかりました。よろしくお願いします 。」
「うん!よろしく。」
階段を上がり気がつくと教室の前まで来ていた。
「じゃあ先ホームルームしちゃうからちょっとまっててね。」
先生は前のドアから教室へ入っていく
教室から聞こえるにぎやかな声
それだけで足はすくんだ
「さっ、乃木さん入ってきて」
笑顔で先生が呼ぶ
私はゆっくりと教室内へ入っていった
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