始まり

1/1
前へ
/27ページ
次へ

始まり

学校に着くと先日挨拶に来た時に会った、人のよさそうな先生が待っていた。 「乃木さんだよね?」 「はい」 「じゃあ教室まで行こっか。ついてきて。」 そういうと先生は私の前を進んでいく 私は慣れない下ろした髪をいじりながら着いていく 「先に言っておくね。担任の中里です。よろしくね。この前も言ったけど乃木さんは1年2組だよ。」 「わかりました。よろしくお願いします 。」 「うん!よろしく。」 階段を上がり気がつくと教室の前まで来ていた。 「じゃあ先ホームルームしちゃうからちょっとまっててね。」 先生は前のドアから教室へ入っていく 教室から聞こえるにぎやかな声 それだけで足はすくんだ 「さっ、乃木さん入ってきて」 笑顔で先生が呼ぶ 私はゆっくりと教室内へ入っていった
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加