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始まり2
ざわめく教室に入っていく
胸が苦しい
私おかしくない…よね
今度は大丈夫…だよね
「はいっ、みんな静かに」
中里先生がそう言うと教室が静まり私に視線が集中する
「じゃあ黒板に名前を書いて簡単に自己紹介して」
「はい」
視線を浴びながらチョークを手に取る
文字が震える
書き終わり前を向く
深呼吸をして呼吸を整える
「乃木穂乃花と言います。隣の県から来ました。
えっと…よっよろしくお願いします。」
お辞儀をすると教室中に拍手が響き渡った
「じゃあ乃木さんは、あの夏樹さんの後ろね。」
中里先生が視線を向けるとそこに座っていた夏樹という子が小さく手を振った
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