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昔の遊び「石けり、ゴム段」
昭和30年代、ゲーム機も無く、子供はみな外遊びでした。
「ろう石」という、チョークのように地面に描ける天然の石ころが駄菓子屋さんに売っていて、それを使って路地のコンクリの地面に〇を描きました。
「けんけんぱ」と言いながら片足と両足で、〇のところを飛んでいく遊びや、〇を目がけて石けりをやりました。
石けりに使う石は、なるべく平らでうまく飛びそうなものを各自どこかで拾ってきて持っていました。
ゴム段という遊びは、基本的に3人以上で行います。
2人が離れた位置でゴム紐の先を持ち、「足首」「膝」「腰」「ウエスト」「肩」「頭」「頭の上」と、だんだんハードルを高くしていき、どこまで失敗せずに飛べるかという遊び。
飛び方は、助走してきて、ゴムヒモの手前で体を後ろ向きにして、ゴムに触れないようにひらりと飛び越える感じでした。
ゴム段遊びの時、スカートの女の子は下着のパンツの裾にスカートの端を入れてブルマーのようにしていました。
使うゴムヒモは、家の台所にある輪ゴムをたくさんつなげて長くしたものです。
当時はみんな、いつでも遊べるようにポケットにろう石やゴムヒモを入れて歩いていたものです。
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